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大栗裕氏について

1955年木下順二作「赤い陣羽織」を作曲、関西歌劇団創作オペラの第一回公演に武智鉄二氏演出で初演。大成功を博し、現在まで約100回東京.大阪を始め各地に上演した。

又1957年ベルリンフィルハーモニー管絃楽団に捧げられた「大阪俗謡による幻想曲」は朝比奈隆氏の指揮で、同菅絃楽団の初演で大好評を博し「赤い陣羽織」と共に氏の代表的作品となった。

1958年大阪府芸術賞を受く。

その他の作品には歌劇「地獄変」「飛鳥」、交響管絃楽の為の「序奏と舞」(ベルギー国立管絃楽団初演)組曲「雲水議」「絃楽の為の二章」(欧州の各地で演奏)「ヴァィオリン協奏曲」(辻久子独奏)等の他にNHK始め各民間放送局に委嘱作品が多数ある。

1958年以来関西学院マンドリンクラブ音楽指導。同クラブの為に「マーヤーの結婚」「ごん狐」 「ひょう六とそばの花」「星」「祈り」「マンドリンオーケストラの為のシンフォネッタ」「若きロブの女王」「わかさぎあわれ」の八曲が書かれている。
京都女子大学教授、大阪音楽大講師。(1970年 第65回定演パンフより)

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